DESERT "Star Of Delusive Hopes"

DESERT "Star Of Delusive Hopes"

販売価格: 1,600円(税込)

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イスラエル・メタル界にまたひとつの希望が登場。シアトリカルなバリトン・ボーカルとグロリアスなコーラス、ゴシックな雰囲気も加味した重厚なドラマティック・エピック・メタル。

"Dear Japanese metalheads - here is Alexei Raymar from DESERT and I'm happy to present you our brand new album "Star Of Delusive Hopes". Hope you'll enjoy it and also hope to perform in your beautiful country very soon!!!! Stay metal and feel the power of DESERT!!!"
Alexei Raymar(DESERT)
2011

ゲストとしてJoakim Broden(SABATON)、Rami Salmon(EDGEND、STELLA MARIS、METAL SCENT)が参加。
Nick Savio(ex-WHITE SKULL)のRemaster Studio(RAINTIME、POWER QUEST等)にてレコーディング。
ミックスとマスタリングはAndy LaRocque(KING DIAMOND,E.F. BAND,DEATH,ILLWILL)

2011年リリース。

収録曲
01.The Unsubdued 4:57
02.Massada Will Never Fall 4:41
03.Letter Of Marque 5:34
04.Victim Of The Light 5:33
05.Release Me 4:17
06.Soul Of A Wanderer 5:36
07.Whispers 4:24
08.Lament For Soldier's Glory 4:37
09.Star Of Delusive Hopes 4:34

以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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ORPHANED LANDやSALEMといったバンドで、世界のメタル・マニア達の注目を集めたイスラエルだが、それだけでは終わらない。

前述のバンドとはまた違う、イスラエルではまだ数が少ないメロディアスなパワー・メタルということで数年前から目を付けていたDESERTなるバンドが、ようやく今年の1月にフル・アルバム『Star Of Delusive Hopes』をリリースした。

バンドは2002年にイスラエルのネゲヴ砂漠にある都市ベルシェヴァで結成。2004年にはホーム・スタジオで、デモをレコーディングしているが、聞くところによれば、当初はSTRATOVARIUSやSONATA ARCTICA等の影響下にあるヨーロピアンなパワー・メタルだったと言う。また、バンドはEDGUYやDRAGONFORCEといったバンドの曲も演奏していたようだ。

しかし、2006年のデビューEP『Prophecy Of Madman』では少し楽曲に変化が出てくる。これについてメンバーは、「これまでのハッピーなパワー・メタルから卒業して、より複雑で力強くダークな方向へと向かっていった」と話してくれた。この時点で、現在のDESERTの基礎が固まったといえるだろう。

バンドは、この『Prophecy Of Madman』から‘More Than My Life’を代表曲としてイスラエル国内でのメロディアスなメタルを愛するファンに支持されることになるが、やはり、スウェーデンのDRACONIANやSABATONのイスラエル公演でオープニング・アクトを努めたことが、そのさらなる知名度アップに一役買ったと思われる。

そうした中で、元WHITE SKULLのメンバー、そして現在、Remaster StudioでPOWER QUESTやARTHEMIS、RAINTIME等多くのバンドを手掛けてきた経験を持つイタリアのNick Savioからレコーディングの話が舞い込み、ファースト・アルバムの制作に着手することになるのだが、話はそれだけに終わらない。彼らは昔からKING DIAMONDファンだったということで、そのギタリストであり、多くの若手のレコーディングに自己のSonic Train Studioで携わるAndy LaRocqueをミックスとマスタリングのエンジニアとして起用することに成功。さらには、アルバムのアート・ワークをJobert Mello(SABATON、GRAVE DIGGER等)に依頼した。

まさにインターナショナルな感覚で『Star Of Delusive Hopes』が完成することとなった。今作について、「前作で築いたスタイルをより推し進めて、ダークでエピックかつ、ロマンティックさやゴシックな要素も持ち合わせたパワー・メタルだ」とメンバーは言っているが、彼らがユニークなのは、きちんとオペラ・シンガーからレッスンを受けたバリトン・スタイルのヴォーカリストが、時に語りかけるように、説き伏せるように、また時には鼓舞するように、シアトリカルな歌い方で物語を紡いでいくところだ。こういう部分も加味すると、メンバー自身が「他のバンドとは比べようがない、ユニークさを出すことができた」と言っていたのも納得出来る。

また、彼らは自分たちのサウンドを”ドラマティック・エピック・メタル”と形容することがあるが、曲展開、キーボードの使い方でドラマティックさを演出するのみに終わらず、歌の部分で細かい配慮がなされている。今回、‘Lament For Soldier’s Glory‘という曲ではSABATONのヴォーカリスト、Joakim Brodenがゲスト参加して歌のパートを分けあっているが、 Joakimの腹部に響く漢ヴォイスがピタリとハマり、ミドル・テンポのドラマティックな曲をより一層上のレベルに持ち上げてることに成功させた見事な演出だ。さらに、バンドはコーラス部分にクリーンなハイトーンも必要だと考え、EDGEND、STELLA MARISで名の知れたRami Salmonをゲスト参加させているが、ハイトーン・シンガーとしてイスラエル・メタル界のトップに君臨するRamiの声をコーラスに加えることでさらなる幅や起伏が生まれている。こうした選択が的確にできるというのもバンドの優れた才能を裏付けている部分だ。

なお、今回の『Star Of Delusive Hopes』は、自由と栄光のために人生を捧げた人々の話ということで、独立と自由を勝ち取るためのメッセージが込められているとメンバーが教えてくれた。 彼らがこれまで扱ってきた歌詞のテーマは、絶望から希望へ、いわば落ち込んだ、もしくは平坦な現状を打破するような意味合いのものがほとんでであり、基本となるテーマは一環しているように思う。すべての人が常に平穏無事であることなどありえない。日々の生活の中で数えきれないほど打ちのめされ、明日をも見えぬ所まで叩き落とされることもある。それでも、我々は明日を信じて何度でも立ち上がらなくてはならない。

DESERTの創造する音楽が、己の中で消えかけた希望に再び明かりを灯し、前へ進む手助けをしてくれるかもしれない。
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