ABSENCE OF THE SACRED “Come Hither O Herald Of Death”

ABSENCE OF THE SACRED “Come Hither O Herald Of Death”

販売価格: 1,250円(税込)

あらがえ!聖者を虐待せしめよ!
シンガポールの邪悪なる領域、テクニカル路線のデス・メタル、ABSENCE OF THE SACRED。今回は、ドラムに魔人Kevin Talley(DYING FETUS、MISERY INDEX、DAATH、SIX FEET UNDER等)を迎えて制作。光を吹き飛ばすドラミングに、猛威を振るうMike Priestの個性的で忌まわしいギター・リフ。その合間を縫って現れる恍惚の暗黒空間。

さあ、お越しなさい 
死の使いの者よ
準備は万端
ついては聖なるものの不在へ祝杯をあげようではないか

ゲスト
・CHTHONIC(Taiwan)のCJ Kaoがピアノ/キーボードで‘Enslave Fire’、‘The Necropolitan’、‘Dawn Of A Dead Aeon’ に参加
・SPEARHEAD(UK)、SCYTHIAN(UK)等のByron Braidwoodがギター・ソロで ‘Oracle’に参加
・DAWN OF AZAZEL(NZ)のヴォーカリストRigel Walsheが‘Dawn Of A Dead Aeon’に参加

Fm yokohama ROCK DRIVEのブログ内のコーナー、アジアン・ロック通信50にて紹介してます。

2012年リリース。
3枚目。

収録曲
01.Enslave Fire 4:58
02.Quandary Of Flesh 3:51
03.Oracle 4:00
04.Veneration Unorthodox 3:11
05.Perpetual Decline 4:13
06.The Necropolitan 5:39
07.Recesses Of The Hollow 3:46
08.Enlightenment Despised 4:29
09.Dawn Of A Dead Aeon 6:19

以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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2012年も終わりに近づき、マヤの予言の話題も個人的には楽しんでいるが、その他にも予言、予知、予兆など、どれをとっても不安にさせるような不吉な話ばかり。世の中には、聖地と言われるフランスのビガラッシュ村に集まったり、箱船のような物を作る人もいるようだけど、自分の生活は実際に何かが起こってからでないと何も変わらないんだろうと思うと、つまらないものだ。聴く音楽くらいは平静さを失うようなものにしてみよう。

今回取り上げるのはシンガポールのデス・メタル・バンド、ABSENCE OF THE SACRED。2005年に中心人物であり、歌詞と作曲両方を手掛けるMike Priest(ヴォーカル/ギター)により結成されてから、これまでに『Atrocities That Birthed Abominations』2006年、『Era Of The Apostate』2008年とアルバムを発表し、今年3枚目のフル・アルバム『Come Hither O Herald Of Death』が発売となった。

やはり、一般的な知名度としては高いバンドとは言えないが、今作はアジア圏以外の雑誌、METAL HAMMERやZERO TOLERANCE、またはMTV HEADBANGERSのブログにも取り上げられている。というのも、『Come Hither O Herald Of Death』でドラムを叩いているのはあのKevin Talley(SIX FEET UNDER、DAATH、DYING FETUS、MISERY INDEX等)だからして、注目されるのは必然だろう。今回バンドは新たな方向を示しているのだが、そのサウンドがドラム・マニアックのKevin Talleyに叩いてもらったらしっくり来るのではないかということで、レコーディングに参加してもらったということだ。もちろん、ただ叩いているわけではなく、バンドの作った基本的な構成に彼ならではフィルイン、アレンジを施しており、ABSENCE OF THE SACREDというバンドの個性もKevin Talleyの個性も両方が活きている。

さて、その新作『Come Hither O Herald Of Death』だが、これまで以上にテクニカル、残虐なリフ、不吉な雰囲気、闇の中で恍惚とするようなパート、そして劇的なテンポ・チェンジが施されている。Mike Priestの話によれば、渦巻くように捻くれていて、同時に不協和音も合わせて聴かせているという。部分的にはオールド・スクールなデス・メタルの要素を強めたり、ドゥームやブラック・メタルの要素を取り入れたりしながら、死の概念のエッセンスを捉えようとしているのだという。

今回はそこに、DAWN OF AZAZELの Rigel Walshe(ヴォーカル)、 SPEARHEADやSCYTHIANのByron Braidwood(ギター・ソロ)、さらには台湾のCHTHONICからCJ Chao(ピアノ/キーボード)がゲスト参加して更なる話題を提供している。 Rigel Walsheや Byron Braidwoodとは、Mike PriestがIMPIETYに在籍している時に知り合い、親好を深めたのがきっかけ。CJ Chaoは、Mike Priest曰く、エキゾチックでユニークなメロディを弾くプレイヤーということで注目していたようだが、このABSENCE OF THE SACREDのアルバムでも印象的なフレーズを弾いている。

もとはと言えば、このアルバムは、2009年に発表するはずだったようだが、様々な事情で2012年のリリースとなってしまった。しかし、バンドはすでに次のマテリアルを用意しており、近々レコーディングに取り掛かる予定だと聞いている。今作で、かなり成熟した姿を見せてくれたバンドだが、次作はより劇的な成長を遂げているはず。彼らが、シンガポールの、いや、アジア圏の注目に値するエクストリーム・メタル・バンドのひとつであることは間違いない。
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