SEMANTIC SATURATION “Solipsistic”

SEMANTIC SATURATION “Solipsistic”

販売価格: 1,700円(税込)

シリアのプログレッシヴ・メタル・バンド、NU.CLEAR.DAWNのギタリストだったShant Hagopianがカナダに移り、新たなるソロ・プロジェクト、SEMANTIC SATURATION を始動。

ジャズ、フュージョンで培われた要素がプログレッシブ・メタルとして結実。インスト主体の奇をてらわないド真ん中な作風であるにも関わらず、豊かで包容力のある伸びやかなShant Hagopianのギター。そこに緊張感を加えるVirgil Donati (KIKO LOUREIRO、MARK BOALS、PLANET X、RING OF FIRE等) のドラムと、Ric Fierabracci (STEVE SMITH、EDDIE JOBSON、CHICK COREA、FRANK GAMBALE、SCOTT HENDERSON等) のベースによって、心洗われるような豊潤な大人のインテリジェンスを悠然と見せつけるデビュー・アルバム。

スペシャル・ゲストとして、ボーカル(9曲目)にAndy Kuntz(VANDEN PLAS、AMASEFFER等)、そしてキーボードにはDerek Sherinian(PLANET X、DREAM THEATER等)が参加。

2013年リリース。
デジパック使用。
ギターピック付き。

収録曲
01.Ambivalence 6:34
02.Make Believe 5:06
03.Lost and Found - Insanity 5:27
04.Stardust 6:49
05.Blessing in Disguise 4:48
06.Armchair Activist 4:11
07.Point of Singularity 3:51
08.Time is an Illusion 5:44
09.What if We All Stop 8:44

以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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前回、シリアのプログレッシヴ・メタル・バンドでギターを弾いていたShant Hagopianなる人物が、カナダに移り住み、ドラムにVirgil Donati(KIKO LOUREIRO、MARK BOALS、PLANET X、RING OF FIRE等)、ベースにRic Fierabracci(STEVE SMITH、EDDIE JOBSON、CHICK COREA、FRANK GAMBALE、PLANET X等) 、そしてスペシャル・ゲストとして、Andy Kuntz(VANDEN PLAS)、 Derek Sherinian(DREAM THEATER、PLANET X、DEREK SHERINIAN等)という驚くべき布陣で SEMANTIC SATURATIONというプログレッシブ・ロック/メタルのプロジェクトを立ち上げ、『Solipsistic』というアルバムを発表したばかり、という話題をお知らせした。

今回はその補足として、このSEMANTIC SATURATIONの企画者、 Shant Hagopianにインタヴューを行った中から一部を抜粋してお届けします。


ーー『Solipsistic』が発表されてまだ間もないですが、今のお気持ちはいかがですか。

S.H.:2年に及ぶハードワークをようやく一枚のCDに収めたのだから、気分は最高だよ。自分の欲求も満たされたし、出来上がりにも満足している。それに、今回の作品では、ジャズやフュージョン、プログレ、メタルといった音楽が持つ要素とその魅力をうまく捉える事に成功していると思っていますし、エレクトロニカの要素も少し散りばめられている。プロダクションに関してもAlex Argentoがミキシングとマスタリングを手掛けれくれたけど、素晴らしい仕事をしてくれたよ。

ーーあなたがカナダに移り住んだのは2005年だと聞いていますが、2年程前からYouTubeに作業の経過をアップしていましたね。

S.H.:そう、2011年の初頭位からごく初期段階のデモをYouTubeに投稿していた。このプロジェクト自体は2010年の12月から始まっているんだ。ご存知の通り、2005年にカナダに移ってきたけれど、しばらくは新しい環境での生活に対応するだけでしたね。そして、落ち着いた頃に、いくつか曲を書き始めた段階で、Derek Sherinianにデモを送ってこのプロジェクトに参加してくれるかどうか尋ねてみたところ、すぐに良い返事が返ってきたのです。Virgil Donati、Ric Fierabracci、Andy Kuntzも同じような流れで参加してもらっていますよ。

ーー本当に凄いメンバーが集まっていますが、自分のプロジェクトに彼らを選んだのはなぜでしょうか。

S.H.:Derek Sherinianはインスピレーションだね。私は Derekが参加した1995年の『A Change Of Seasons』からDREAM THEATERのファンで、いまだにあの23分の大曲はお気に入りなんだよ。Andy Kuntzは、私がこれまで出会ったミュージシャンの中でも最高に素晴らしい。地に足がついていて、サポーティヴだしフレンドリー。もちろん、素晴らしい声を持っているけれど、作曲やプロデュースする能力も彼は持っているからね。 Virgil DonatiとRic Fierabracci。この二人は Derekと一緒にPLANET Xでプレイしていたし、まさに名プレイヤー、世界レベルでプログレッシブロックのグルだし、トップのミュージシャンですから、これはごく自然な流れだったんだ。このメンバーなら、どうやったって失敗する事などありえないでしょう。Virgil DonatiはMike PortnoyがDREAM THEATERを脱退した時にオーディションを受けているけど、最終的にはMike Manginiが採用になった。つまり、DREAM THEATERの失ったものが私の利益になっているわけですね。

ーーその世界トップクラスのミュージシャン達はあなたの曲を聴いて何か感想を言っていましたか。そして、アルバムでの彼らの演奏はどうでしたか。

S.H.:デモを送った時点で、それらをもの凄く気に入ってくれて、このプロジェクトの一員になることにエキサイトしてくれたんだ。そしてこのアルバムを作る為に全員がベストを尽くしてくれた。Skypeで何度もセッションを繰り返したし、デモを収めたファイルのやり取りを行ったりしながら制作を進めていった。演奏面以外でも、Derek Sherinianは‘Blessing In Disguise‘という曲を、そしてAndy Kuntzは‘What If We All Stop‘という曲をプロデュースしてくれている。特に ‘What If We All Stop‘の歌詞では、物語のアイデアやいくつかのヴァースを私が彼に送って、それに肉付けしてくれたものを一緒に仕上げていった。さらに曲の構成についても手伝ってくれていますよ。

ーーアルバムタイトルの”Solipsistic”とはどういった意味があるのでしょうか。

S.H.:”独我論(Solipsism)”というものがあって、いわばこれは精神の状態なんだけれども、唯一存在を証明できるのは自分の精神のみであり、その他のすべては非現実的で信用できない架空の物だという哲学の理論です。これに関しては、私が10代の頃から時々考えてきた事なんだけれど、このプロジェクトのアルバム発表のタイミングでこのタイトルを使用するのは完璧だと思ったんですよ。

ーー実はライブを観てみたいという意見を聞いているのですが、そういう要望もあるのではありませんか。

S.H.:ライヴで演奏するのは私だって大好きなんだよ。でも、現実問題として今の段階では、ステージに立ってもバッキング・トラックを流して私が一人で演奏するという状況になってしまう。そんなのは面白くないでしょう。ただ、もしも、CDがたくさん売れて多くのファンがライヴを望めば、ライブを行うこともあるかもしれないけど、現時点ではスタジオ・プロジェクトですね。

ーー影響を受けたバンドやミュージシャンを教えて下さい。

S.H.:PINK FLOYD、DREAM THEATER、RUSH、PORCUPINE TREE、PAIN OF SALVATION、AYREON、THE GATHERING、Anneke Van Giersbergen、VANDEN PLAS、David Gilmour、John Petrucci、Steve Vai、Joe Satriani、Frank Gambaleといったところです。


ほんのわずかな情報ですが、シリア出身のギタリスト、Shant Hagopianのソロ・プロジェクト、 SEMANTIC SATURATIONのデビュー・アルバム『Solipsistic』の成り立ちを少しでも理解して頂けたら嬉しく思います。
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