SANITY OBSCURE "Subterranean Constellation" CD-R

SANITY OBSCURE "Subterranean Constellation" CD-R

販売価格: 1,500円(税込)

数量:
変態を重ねるリフ
時空を逆行する魔術のようなソロ
空間を歪ませる不協和
すべての均衡がとれた時に浮かび上がる点と線
それは 森羅万象を司る神秘の秘術
そして 万物は己が掌

BEHOLD OF ARCTOPUS、GORGUTS、DYSRHYTHMIA等で活動するテクニカルかつインテリジェンスなミュージシャンにして敏腕エンジニアのColin Marston(ATHEIST、BEHOLD OF ARCTOPUS、DYSRHYTHMIA、ORIGIN等)をもってして、「NOCTURNUSやPESTILENCEのような音楽性に通ずるものがある」と言わしめたシンガポールのテクニカル/プログレッシヴ・メタル、SANITY OBSCUREの2008年EPに続くファースト・フル・アルバム。

1曲目の‘Dreams-Manifestations’ではYAKUZAのBruce Lamontがサックスで参加。
6曲目の‘Doublethink’ではKevin Hufnagel(GORGUTS,DYSRHYTHMIA等)がギター・ソロで参加。
マスタリングを手掛けたのはColin Marston(ATHEIST、BEHOLD OF ARCTOPUS、DYSRHYTHMIA、ORIGIN等)。

2012年デジタル発表、2013年CD-R形式で発表。
CD-R仕様。
100枚限定。

収録曲
01.Dreams - Manifestations
02.Rise of the Machines
03.Incarceration Divine
04.Synergistic Permutations
05.Patient Zero
06.Doublethink
07.Hyperboreas
08.Afflicted Mind

以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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ここ数年の出来事を思うと一体何を信じれば良いのかわからなくなるし、気温の高さと相まって意識は朦朧となり、自分が正気かどうかもはっきりしなくなる…そんなお盆。でもおびえる事もない。我々にはメタルがある。メタルを信じるのだ。ほら、あのマニアを熱くさせたテクニカル・スラッシュ・メタル、BELIEVERも戻ってきて活動しているではないか。

なんだかわけがわからない出だしで申し訳ない。今回はそんなBELIEVERのセカンド・アルバム『Sanity Obscure』からバンド名をとったというシンガポールのテクニカルかつプログレッシヴなメタル・バンド、SANITY OBSCUREだ。

ギタリストであり、作曲を手掛けるKING J05H0!?がテクニカルなスラッシュ・メタル・バンドを計画し、メンバー集めを始めたのが2007年末。その後、ドラマーのZYと出会い、リハーサルを重ね、2008年春にはベースにCASPER、ヴォーカルにはDRACONIS INFERNUMやHELVETTEで活動していたCIDERを起用する事によって本格的にバンドとして活動を始める。

その頃、Singapore Band Challengeというコンテストに出場したこともあったようだが、残念ながら準々決勝で敗退。しかし、それが彼らの負けじ魂を刺激する事になり、2008年10月には早くもデビューEP『Dethrone The King』を発表することとなる。90年代前半の雰囲気を取り入れたテクニカル・スラッシュ・メタルはシンガポールにおいてそれまで数が多いとは言えない類いのものであったので、個人的には気になる存在ではあったのだが、一部のマニアには支持されていたものの大きな注目を浴びるとまでは至っていなかったように思う。勢いまかせで短い期間でフル・アルバムが発表できれば、また違ったかもしれないが、現実として、フル・アルバム『Subterranean Constellation』の発表は2012年を待つことになる。

どうやら、ベーシストの脱退、メンバーの兵役などがその原因として挙げられ、リハーサルもそれ以前のように頻繁には行えなくなってしまったという。結局、PAINという新しいベーシストを見つけ、すべてが落ち着くまで待った時には、今一度曲を練習し直して、ライブを行いながらバンドを立て直す時間が必要となってしまったようだ。

しかし、その間にKING J05H0!?を始めとするメンバーは多くの音楽を聴いて吸収し、新メンバーのPAINはそれまでバンドにはなかったグルーヴ、またはキーボードによるエフェクトを持ち込み、楽曲の幅を広げる事が可能となった。実際、CIDERはデス・メタル的グロウルにも挑戦し、ドラムのパターンも格段に増え、不協和音を用いたリフ構成はより複雑に、ギター・ソロは空間を歪め、時間を逆行していくようなアプローチをとっている。KING J05H0!?は、「もはやテクニカル・スラッシュ・メタルという範疇でななく、もっとプログレッシヴで実験的になっている。けれども依然として純然たるメタルだ!」と言っているように、今回のバンドとしての成長は大きい。

ゲストとしてYAKUZAのBruce Lamontがサックスでアルバムの1曲目‘Dreams-Manifestations’ に参加しているが、非常に良い効果をもたらしていると思う。どうやらKING J05H0!?は、John ZornやJohn Coltraneの熱烈なファンらしく、サックスの音色には惚れ込んでいるようだ。こういう実験的な部分が今後の作品にどのような影響を与えていくのかはメンバー自身もわかっていないようだが、面白い展開もありえるはず。

また、今回はKevin Hufnagel(GORGUTS,DYSRHYTHMIA等)が6曲目の‘Doublethink’でギター・ソロを披露していたり、マスタリングはテクニカル・メタル界でミュージシャンとしてもエンジニアとしてもその名を馳せるColin Marston(GORGUTS, DYSRHYTHMIA等)が手掛けている。こういう選択をするSANITY OBSCUREはなかなかのマニアだと思うのだが、Kevin Hufnagelにギター・ソロを弾くことを了承させる楽曲をつくれるバンド側の魅力、そしてColin MarstonはSANITY OBSCUREのアルバム『Subterranean Constellation』聴いて、NOCTURNUSやPESTILENCEにリンクするものがあるというコメントを残している。このあたり、マニアのツボを突いてくる。

現在、バンドはベーシストのPAINがニュージーランドへ帰国した事で、少しメンバー・チェンジを行い、Cider(ヴォーカル)、 KINGJ05H0!?(ギター)、JY(ベース)、 F4V5T(ドラム)そして Pain(キーボード/EFX)となっている。すでにバンドは新たな作品作りに取り掛かっているようで、ダウンテンポのリフやフィードバックを駆使したり、長尺の曲にもチャレンジしていることを明らかにしてくれているので、次作ではさらなる成長を目の当たりにする事ができるだろう。
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