MARCHÉ LA VOID “The Origin Of Non-Entity”

MARCHÉ LA VOID “The Origin Of Non-Entity”

販売価格: 900円(税込)

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商品詳細

闇は賑々しい光を際立たせ
光は忍び寄る闇を増大させる
表裏一体にして絶対的均衡の循環
潰えぬ大宇宙の理
罪業の根源は何処に
黙して立ち尽くすしかないのか
たとえ そうだとしても
表面上の喧騒に惑わされず
脈打つ鼓動と照らす明かりを探り出し
静寂と孤独の中を歩んでいけ
あとへと続く者たちのために
心安らぐあの場所へと


2003年インドネシアはジャカルタにて幼馴染みの仲間で結成。2005年のデモ『Praises,Pleads And Regrets』、2007年の『Cacophonia』EPを経て発表された1stフル・アルバム。

『Cacophonia』の頃はシューゲイズ、ダウンテンポ、アンビエント、サイケデリックをベースに初期のRADIOHEADやKASHMIRからも影響されたスタイルだったが、次第にGODSPEED YOU! BLACK EMPEROR、MONO、MOGWAI、NINE INCH NAILS、P.J. HARVEYなどからの影響を強めたインストゥルメンタルのポスト・ロックへとシフト。

このトリプル・ギター6人組がクラシカルで劇的なサウンドスケープで描くのは清濁併せ呑む世界、そのすべての罪の起源。罪から逃れてきたはずなのに、実は皆、知らず知らずのうちに罪の上に生きている。それは避けられないことなのか。

アルバム全体を途切れることなくワン・テイクでレコーディングしたという楽曲のひとつひとつは、メンバーたちの経験を投影したドキュメンタリーの様相を呈しており、まさにそれは自分たちのための人生のサウンドトラック。過去と折り合いをつけ、平静なる場所を見つける、そのための。

だから彼らは彼らたちだけの音楽を創る。しかし時にはその人生経験を読み取ってもらうために秘密を開示する。そこには言葉による説明などはない。MARCHÉ LA VOIDの演奏と音には奥底に潜む感情までもが赤裸々に表現されており、聴手の内でその物語は大きく広がって多様な展開をみせるはずだ。その時、至極個人的な人生のサウンドトラックは垣根を超えて共通のものとなり、バンドと聴手の間に言葉を超えた信頼関係が築かれる。それもまた彼らの目的なのである。

Indonesian Cutting Edge Music Award 2012ではベスト・ポスト・ロック・ソング賞を受賞。

デジパック仕様。
2014年CD発表(オリジナルは2012年にデジタル)。

収録曲
01.In Shadows 3:06
02.Silent War 12:25
03.Display Of Power 10:04
04.As We Progress Marching 7:36
05.For A Moment, Silence 11:51
06.Serenity 6:13

サンプルは「As We Progress Marching」

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