AKVAN "Forgotten Glory"

アケメネス朝ペルシアを建国し、バビロニアに囚われた者たちを解放、信仰の自由をも保証したキュロス大王（キュロス2世）の寛容なる帝国を思い出すのだ！


両親がイラン革命以前にアメリカへ渡ったことからアメリカで生まれ育ったVizaresaはヘヴィ・メタルと出会い感銘を受ける。しかしその一方で、アメリカではイランは誤解されており、疎外、軽蔑された経験をしたことが、結果として彼のルーツ、自己のアイデンティティを目覚めさせた。

さらに、イランの伝統音楽（ペルシャ音楽）とブラック・メタルの共通点に気づいたVizaresaは、これらの要素を融合した音楽を用いながら、イスラム教が支配する以前のゾロアスター教やイラン神話をテーマにした歌詞で、今では色あせてしまった本来の寛容なる文化と歴史を語って再び光を当てながらイランへの回帰を促すプロジェクトAKVANを開始。さらに生活の拠点も中東へと移して活動し始めることとなった。

微分音を出せるエレクトリック・マイクロトーナル・ギターのほか、イランの音楽を代表する撥弦楽器タールやセタールを使用している。

本作が制作されのはイラン国内のテヘランとイスファハンにて。

2018年発売（オリジナルの発売は2017年）

収録曲
01.Path To Chaos 2:52
02.King ov Kings 7:04
03.Realm ov Fire 6:49
04.Tabaristan 6:54
05.Blood ov Zal 5:24
06.Interlude 1:02
07.Fire and Steel 6:00
08.Legacy 6:09
09.Ir 655 5:00
10.Silence ov Butterflies 11:24(Silence ov Butterfliesの後、隠しトラックとしてBorn ov Fireのデモが挿入されています)