ISTIDRAJ "Muerte Mundi Militia"

感じるだろう
芳しい最終戦争の香りを
全人類があますところなく滅亡するのだ
祈りはもはや意味をなさない
何人たりとも死の天使から逃れることは不可
生の潰えるそのときをとくと味わうがいい


ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といったアブラハムの宗教は偽善に満ちているとし、否定道を啓発する左道の信奉者Lord Arian Inferno（ヴォーカル）率いるISTIDRAJ。

“冒涜”という名を冠する彼らは1993年から地道に、そして確固たる信念で歩み続けるシンガポールの重鎮ブラックメタル・バンド。

「同じことは繰り返さずに前進してゆく」と語る彼らの4枚目のフルレンス・アルバム『Muerte Mundi Militia』では、これまでのようなロウで荒々しいスタイルから一転、厚みがあり歯切れの良いリフを使用するようになった。しかし、だからといって邪悪なオーラが後退するわけもなく、むしろ爆発的で圧倒的な闇の力を手に攻め立てる。

また、今作で語られるのは、終末の預言と死の普遍性。アンチクライストはその預言を成就させるために、そして死の天使は生きとし生けるものの命を一切合切奪いにやってきたのだという。

けれども安心して欲しい。“生”よりも確実な“死”は魂を開放させるのだから。

Lord Arian Infernoが好むのは初期MAYHEM、初期IMPALED NAZARENE、初期BATHORY、DEATHSPELL OMEGA、ZYKLON-B、DISSECTION、初期SODOM、初期DESTRUCTIONなど。

2015年発表

収録曲
01.930.I - Praeludium Ad Finem Mundi 3:08
02.930.II - Lux Noir 3:46
03.930.III- Triumphant Ends 7:22
04.930.IV - Via Negativa 4:28
05.696.V -Thy Destroyer Ov Life 5:02
06.930.VI - Malak Al-Maut 6:35
07.930.VII - Illuminating Darkness 5:47
08.930.VIII- Regicidal Ad-Dajjal 5:54
09.930.IX - Earth’s Crematoria 4:14
10.930.X - Lux Noir (Re-Noir-Mix) 3:32

サンプルは「Illuminating Darkness」