INDUS CREED "Evolve" サイン入り

INDUS CREED "Evolve" サイン入り

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

なんと美しい姿!なんと雄偉な音!
宇宙のエネルギーを内包したかのような無限に広がる瑞々しさ
凄まじい決意!
過去にとらわれず、今を生き、明日へと向かう歩み
INDUS CREED第二章、ここに始まる。

2012年、最高の一枚。

前身のROCK MACHINEは1984年結成。2枚のアルバムを発表。インドのロック史に残る爆発的なセールスを記録。それまで、カヴァー曲が主流だったシーンにオリジナルで挑み、その素晴らしさを伝えたパイオニアでもある。90年代にINDUS CREEDと名前を改め、アルバムを発表し、成功を収めるも、ヒンディ・ポップ、ボリウッドがシーンを席巻することにより、思うような活動ができずに解散。メンバー各自、それぞれの活動を行うが、ファンの熱い要望、メンバーの創作意欲、シーンの移り変わりから2010年に再結成。2012年に約17年降りとなる新作『Evolve』を発表。

デジパック仕様。
2012年リリース。
メンバーのサイン入り。

収録曲
01.Fireflies 4:53
02.Dissolve 7:39
03.The Money 4:07
04.Take It Harder 5:23
05.No Disgrace 7:26
06.Come Around 6:27
07.Bulletproof 3:16
08.Goodbye 5:39

以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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先月、墓参りに行った時の事、見事な彼岸花が青い空を背にして土手に咲いていた。その燃えるような姿を見ていたら、インドのロック・シーンに大きな貢献を果たしていたものの、不慮の事故によって、今年逝去された人物のことを思い出した。まだこれからも多くの事柄をなし得ることができたであろう人であったので、とても残念な気持ちになるのだが、その一方で、長い沈黙を破って帰ってきた者達もいる。

その者達の名はINDUS CREED。おそらく日本のロック・ファンのほとんどは名前すら聞いた事ないだろうが、彼らはインド・ロックのパイオニアであり、誇りだ。そのINDUS REEDが、約17年降りのアルバム『Evolve』を発表したことは、今年のインド・ロック界の大きなニュースのひとつであり、インドのロック・ファンの注目を浴びている。

INDUS CREEDの歴史は、ROCK MACHINEという名前で1984年に開始する。それまでカヴァー曲を演奏するスタイルが主流だった音楽シーンにオリジナル曲を作って演奏するという方法で1988年、1990年と2枚のアルバムを発表。これが、記録的な売り上げとなり、誰もが知るインドのロック・バンドとなる。実はこの頃、ソビエト連邦や中東でコンサートを行っているという事実はなかなか驚異的だ。

そして90年代に入り、バンドはインドを代表するようなロック・バンドとして、よりプロフェッショナルにしていこうと、INDUS CREEDへ改名。ちょうどこの頃、MTV旋風がインドでも吹き荒れており、数本のビデオを制作するが、これが何度も放送され、大ヒット。ついにはアジア人の選ぶアジア圏のMTV video music awardにて1位。Best Video of the Yearの上位にも食い込んでいる。波に乗ったバンドは1995年にアルバムを発表し、イギリスでのライブ、BON JOVIのボンベイ公演の前座、Slash (GUNS N’ ROSES、SLASH’S SNAKEPIT、VELVET REVOLVER)がインドを訪れた際に、一緒にジャムったりもして、インドを代表するバンドとして活動していたが、時の流れは残酷で、ボリウッドやヒンディ・ポップが次第に市場を席巻していく。そんな時代に合わせた活動やアルバムを制作することはバンドの本意ではなく、その状況でINDUS CREEDとしてあるべき姿を崩しながらバンドを存続させることはメンバーにとっても堪え難く、解散という選択をする。

ここを区切りに、各メンバーはそれぞれの道を歩み仕事やプロジェクトを始めるが、互いに友人としての関係は維持し続けていたという。また、Uday Benegal(ヴォーカル)とJayesh Gandhi(ギター)は新鮮な空気を求めてニューヨークへ渡り、ALMS FOR SHANTIというバンドを結成し、アルバムを発表している。

約10年程してUday Benegal(ヴォーカル)がインドへ戻ると、ROCK MACHINE/INDUS CREEDのもう一人のギタリストであるMahesh Tinaikarと共にアコースティック色の強いWHIRLING KALAPASというバンドを結成。過去の曲をアレンジしたり、カヴァー曲をプレイしていたが、ライブでは、ROCK MACHINE/INDUS CREEDでキーボードを弾いていたZubin Balaporiaも参加することも度々あったようで、その動きを見ていたかつてのファンからもINDUS CREED再結成の熱い要望がよせられるようになる。周りを見渡せば、90年代の頃と比べ、インドのロックを取り巻く環境は劇的に変わり、オリジナル曲で活動するバンドがファンを掴み、メディアやライブ・ハウスも充実していた。メンバー自身も復活の時が来た事はわかっていたはずだが、と同時に、ROCK MACHINE/INDUS CREEDというバンドの大きさやファンの期待という重圧という不安も多分に感じていたという。

しかし、2010年10月。ファンの目の前にINDUS CREEDは現れた。 Uday Benegal(ヴォーカル)、Mahesh Tinaikar(ギター)、Zubin Balaporia(キーボード)というバンドの極初期からのメンバーに加え、Rushad Mistry(ベース)、Jay Row Kavi(ドラム)という若い年代のミュージシャンを起用し、新生INDUS CREEDとしてライブを行ったのである。

そして先に述べたように、そのINDUS CREEDが今年の春に新作『Evolve』を発表したのだ。半ば伝説のようなバンドが帰ってきたのである。それは遠く離れた日本に居る私にとっても衝撃的だった。けれども、かつて大きな成功を収めたバンドが再結成後に発表するアルバムというものはなかなか難しいものがあるように思う。それについては細かく述べないが、結局のところ、新作よりも全盛期のアルバムを繰り返し聴いてしまう。そして、ライブでも新曲よりも過去の名曲で盛り上がってしまうという状況になりがちなのではなかろうか。

では、INDUS CREEDはどうだろう。 ROCK MACHINE時代のメロディアスなハードロック、最近で言うところのアリーナ・ロック的な部分よりは、INDUS CREEDとして発表した少しプログレッシヴな感性を漂わせるアルバムをより21世紀の形に進化させてきている。メンバーが、Tim Palmerが手掛けたPORCUPINE TREEが好きだということで、この新作『Evolve』はTim Palmer(ALL ABOUT EVE、ROBERT PLANT、PEARL JAM、U2、SEPULTURA、OZZY OSBOURNE等も手掛ける)がミックスを行っているのだが、そのTim PalmerはINDUS CREEDの事を”huge prog-rock”、”super talented”という言葉を用いて評している。

確かに、この音は現代のプログレッシブ・ロックという範疇に入る音だと思う。しかし、ジャンル云々の前に、この音は紛れもなくROCK MACHINEから続くINDUS CREEDの音であり、そして同時に、決して過去の焼き直しではない新たなる挑戦という姿勢を示したインド・ロックのパイオニアとしての威厳と栄光、さらには前進し続ける力をも見せつけた作品だ。宇宙的なエネルギー、躍動感、瑞々しさ、無限の広がり……音そのものが生命感を持った希望の輝きに満ちてとめどもなく溢れ出してくる。信じようが信じまいが、この一枚の無機的なディスクから命の煌めきを感じ取る事が出来る程だ。

久しぶりに“頂点へ立つ者の心構え”というものを見せてもらった。ここまで美しい復活劇はそうそうお目にかかれるものではない。
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