ASTRONOMIKON “Dark Gorgon Rising”

ASTRONOMIKON “Dark Gorgon Rising”

販売価格: 1,700円(税込)

星と神話は知っている
キプロス・メタルの牙城は決して落ちない
そのことを
ゆえに 
星々は輝き続け
神話は雄渾に語り継がれる

壮大で勇壮なメロディとオリエンタルな要素。伸びやかに歌い上げ、スクリームするハイトーン・ヴォーカル。ピュア・メタルの純血が全身に滾るキプロスのメタル・ソルジャー達の新たなるエピック・メタル・バンド、ASTRONOMIKON。彼らは決して裏切らないぜ。

DIPHTHERIA、PRODIGAL EARTH、ARRAYAN PATHと、キプロス・メロディック・ヘヴィ・メタルのトップを駆け抜けるメンバー、Paris Lambrou(ベース)とNicholas Leptos(ヴォーカル)が立ち上げ、ドラムにはStefan Dittrich(ARRAYAN PATH、MYSTIC PROPHECY、SAIDIAN等)、ギターにはNicholas Leptosの兄弟であるSocrates Leptos(ARRAYAN PATH、DIPHTHERIA等)を迎えて制作。本作『Dark Gorgon Rising』は、ギリシャ神話に登場するゴルゴーンの一人であるメデューサの首を取った英雄ペルセウスに焦点を当てたコンセプト・アルバム。

2013年リリース。

収録曲
01.Ad Astra Per Aspera 0:48
02.Anatolia 4:20
03.Son of Seriphos 4:59
04.Witch Hunter 4:25
05.The Spell I'm Under 4:20
06.Dramatis Personae 4:50
07.Dark Gorgon Rising 5:31
08.Bloodborn 4:23
09.The Stone Abomination 3:49
10.For You I Will Die Young 4:31
11.A Sad Day at Argos 3:38
12.Perseas Eurymedon 6:41
13.Rocka Rolla Sword (Bonus Track) 5:02

以下はFM yokohamaの番組『ROCK DRIVE』のブログ内コーナー「アジアン・ロック通信」用に書いた文章です。
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冬の夜空には多くの一等星が輝くので、街に近い比較的明るめの場所でも楽しめたりします。私なんかは、星を繋ぎ、遠い昔のロマンスを思い出してしまうこともあるのですが、案外、苦い思い出が甦ってきたりして泣けてきます。

ということで、そんな星空関連のバンド……というのもおかしいですが、夜空に瞬く星々やギリシャ神話からインスピレーションを受けたキプロスのメタル・バンドが今年2月にデビューしました。その名もASTRONOMIKON。

キプロスのメタルというと、ARMAGEDDONに始まり、DIPHTHERIA、REGICIDE、ARRAYAN PATH、BLYND、WINTER’S VERGE、PRODIGAL EARTH、SOLITARY SABRED、R.U.S.T.、HARDRAW、LETHAL SAINT等、80年代魂の塊のようなピュアなメタル・バンドが多いイメージを抱くと思いますが、このASTRONOMIKONも、またその一つ。

このバンドは、ベーシストであるParis Lambrou(DIPHTHERIA、PRODIGAL EARTH)が2008年に企画したもので、夜空の星々と神話を扱ったエピックなスタイルを目指しているとのこと。 今回はギリシャ神話に登場するメドゥーサの首を狩る英雄ペルセウスに焦点を当てたコンセプト・アルバムとなっており、そのタイトルはズバリ、『Dark Gorgon Rising』。

そこに集まったメンバーは、シンガーにNicholas Leptos(ARRAYAN PATH、 DIPHTHERIA、PRODIGAL EARTH等)、ギタリストにSocrates Leptos(ARRAYAN PATH、 DIPHTHERIA等)、そしてドラマーにStefan Dittrich(ARRAYAN PATH、MYSTIC PROPHECY、SAIDIAN等)というこれまでも良質のピュア・メタルを精錬してきた仲間達。どうしたって失敗するはずはないわけで。

ヒロイックで劇的な楽曲、伸びやかに突き抜けるハイトーン・ヴォーカル。そこにはCRIMSON GLORY、HELLOWEEN、IRON MAIDEN、WARLORD、VIRGIN STEEL、MANOWAR等に通じる精神性を感じ取ることができる。もはや音楽性は多くを語る事もないでしょう。ピュア・メタル・ファンなら一気に昇天、夜空の星となるでしょう。

ちなみに、アルバムのアートワークを手掛けたのは、HAMMERSCHMITT、TAIPAN、MANILLA ROAD等といったマニアックなバンドの作品を制作してきたMarkus Vesper。アルバムが制作されたスタジオは元SANVOISENのヴォーカリストが所有するMaranis Studioで、Evagelos Maranisもコーラスで参加していることも記しておきます。
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ASTRONOMIKONをより知る為の2、3の事柄。

メンバー
Paris Lambrou (Bass)
Nicholas Leptos (Vocals)
Stefan Dittrich (Drums)
Sokratis Leptos (Guitars)

2013年3月
回答者:Paris Lambrou

ARR:ASTRONOMIKONは2008年に、ベーシストであるあなた、Paris Lambrouによって立ち上げられたということですが、と同時にあなたはPRODIGAL EARTHとARRAYAN PATHのメンバーでもあります。どのような状況からこのASTRONOMIKONはスタートしたのでしょうか。

PL:曲は、2008年初頭から書き始めています。その時、Leptos兄弟と私は、PRODIGAL EARTHのメンバーでした。ちょうどPRODIGAL EARTHのデビュー・アルバムが完成したばかりで、我々は二枚目のアルバムに関するアイデアを集めていたのです。このPRODIGAL EARTHの方向性は直球型のヘヴィ・メタルで、社会的、政治的な問題を歌詞にしていました。ですから、私の作るエピックな曲はバンドに合っていなかったのです。そこで新しいプロジェクトを立ち上げる事にしました。2、3曲書き上げたところで、Nicholasに興味があるかどうか尋ねてみました。その頃、ARRAYAN PATHは活動していませんでしたから。私たちはエピックな楽曲を制作する事に飢えていたのです!なお、Socrates LeptosとStefan Dittrichが加入したのは2010年です。

ARR:基本的にはあなたと Nicholas Leptos (vocal) を中心としてASTRONOMIKONがあると思いますが、そこにARRAYAN PATHのメンバーでもあるSocrates Leptos (guitar/key) とStefan Dittrich (drum)を選んだのはなぜでしょうか。もちろん、彼らがあなたのとって近しい友人であるというのは理解しておりますが、ASTRONOMIKONとARRAYAN PATHの楽曲が似通ってしまう可能性もあったかもしれません。もちろん、結果としては別のバンドとなっていますが。

PL:そうですね。彼らを選んだ理由というのは、アルバムが仕上がった最終結果に現れていると思いますよ。経験も能力も十分な彼らなしにはこうはならなかったでしょう。彼らは本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。

ARR:あなたはベース・プレイヤーでキーボードも弾きますが、何よりもメイン・ソングライターです。どのようにして『Dark Gorgon Rising』は出来上がったのでしょうか。また、曲作りのインスピレーションはどのようなところから得たのでしょう。さらに、ASTRONOMIKONとARRAYAN PATHとでは作曲の仕方は異なりますか?

PL: インスピレーションはあらゆる時にところからありますよ。日々の生活やもちろんロック/メタルからの影響はいつだってあります。レストランやパブ、職場、それに自然の中にいる時にだって新たなメロディが頭に浮かび上がってくるわけですが、それが一体どこから来るものなのかは私にはわかりません。そしてそのフレーズが気に入れば携帯電話を掴んですぐに録音しますし、もしそれがもの凄く気に入ったものならば、すぐに曲作りに取り掛からずにはいられないですよ。デモのほとんどはプリプロダクション用のソフトウェアで作りました。私のASTRONOMIKONにおける楽曲はARRAYAN PATHと違いはないでしょう。実際、ASTRONOMIKON用に書いた曲がARRAYAN PATHに使われたこともありますよ。ただ、この二つのバンドの重要な違いはARRAYAN PATHはNicholasがメインで曲を書いている事、そしてASTRONOMIKONは私がほとんどの曲を書いている事です。共通している事と言えば、互いに両方のバンドの曲を書き、プリプロダクションの過程が同じということでしょうか。私は「Witch Hunter」、「Perseus Eurymedon」、そして「Rocka Rolla Sword」のヴォーカル・メロディを書いていますが、Nicholasはすべての歌詞、そしてほとんどの曲に素晴らしいヴォーカル・メロディを加えてくれました。

ARR:アルバムのアートワーク、タイトル、そしてバンド名。どれをとってもギリシャ神話や星座の世界をテーマにしていることは明白ですし、バンド側はペルセウスの物語をこの『Dark Gorgon Rising』で取り上げていると語っています。もう少し詳しく説明して頂けますか。

PL:このバンドは、壮大な天空の神話からのインスピレーションを描き出すという構想によって成り立っているのです。私は夜空に焦がれていますし、バンド・メンバー皆が神話を大好きなのです。そこで、神話や異なった文化の伝説、天空に描かれている事柄についての曲を書く事にしました。『Dark Gorgon Rising』で扱われている物語に出てくるキャラクターに、ペルセウス、アンドロメダ、メデューサ、ペガサスが出てきますが、これらは皆、星座です。我々はこれまでコンセプト・アルバムを制作した事はありませんでしたが、ペルセウスの神話を魅力的なメタル・ヴァージョンにして息吹を与えることにしました。音楽と歌詞を通して原作の感情のコントラストに近づけようと努力しました。収録された曲はそれぞれ神話のエピソードなのです。実は私はこれらの物語に触れる事によって成長する事が出来ました。すべての神話の背景には特定の教えがあるのです。私にとってこのペルセウスの神話からは、人生においてぶつかる困難に打ち勝つ勇気、より良い明日、そして自由への力を学び取りました。我々がここで伝えたい事は、”不可能な事は何もない”ということです。

ARR:Nicholas LeptosはこれまでGANGLAND、DIPHTHERIA、ARRAYAN PATH、PRODIGAL EARTH等でも活躍してきたキプロス最高のメタル・シンガーの一人だと思います。そして今回のASTRONOMIKONではこれまで以上と言って良いくらい高い声で歌い、叫んでいるわけですが、とてもメロディアスです。彼はBruce Dickinsonからの影響を常々公言していたと思いますが、私としては元SANVOISENのVangelis Maranis (vocal)のスタイルを良く踏襲していると感じています。

PL:君の言う通り。私も彼はBruce DickinsonやVagelis Maranis、さらにはDaniel Heiman、Fabio Lioneといった人々から多大な影響を受けていると思っています。このプロジェクトを開始したとき、歌のスタイルはハイピッチでメロディアス、Eric AdamsとMidnightの間の感じが欲しいという事を提示しています。Nicholasは実に凄い声の持ち主で、表現力豊で才能に溢れていますよ。このアルバムにおいての彼のパフォーマンスは実に見事です。

ARR:SANVOISEN。メタルマニアにとっては忘れられないバンドの一つであり、そのシンガーであるVangelis MaranisのMaranis Studioを『Dark Gorgon Rising』の制作に使用したというのはとても嬉しい事ですし、彼の声を今一度アルバムで聴けるというは幸せです。彼のスタジオを使用したのは何故でしょうか。また、アルバムのブックレットにはEvagelos Maranisと表記されていますが、これはVangelis Maranisのことですよね?

PL:そう、Evagelos MaranisはVagelis Maranisのことですよ。彼とはARRAYAN PATHのセカンド・アルバム『Terra Incognita』で一緒に仕事をしましたが、素晴らしい仕上がりでしたから彼を選んだのです。それに、良い友人にもなれましたしね。次のアルバムでも彼と一緒に作業するはずですよ。

ARR:他にもゲストとして Demetris Argyropoulos、Constantinos Constatinou、Constantinos Machairiotis、George Kallisという名前が挙げられていますが、彼らについて教えて下さい。

PL:Demitris ArgyropoulousはMaranisが紹介してくれました。彼は「A Sad Day At Argos」でウードを演奏しています。デモの段階ではウードの代わりにシタールを使用していたのですが、ウードを使用してみた結果に、メンバー全員とても満足していますよ。Constantinos ConstatinouとConstantinos Machairiotisはこの地元キプロスのBLYNDとSHUT EM DOWNのメンバーです。George Kallisは映画『HIGHLANDER』やTV番組の音楽も手掛けている作曲家で、凄いミュージシャンですよ。彼はアルバムのイントロに完璧な作品を書いてくれました。

ARR:影響を受けたバンドやミュージシャンを教えてください。

PL:MANOWAR、IRON MAIDEN、RIOT、VIRGIN STEELE、DIO、CRIMSON GLORY、SAVATAGE、FATES WARNING、EUROPE、WARLORD、JUDAS PRIEST、HELLOWEEN、ACCEPT、QUEENSRYCH、YNGWIE MALMSTEEN等、その他にもいろいろありますが、そういったメタル・バンドが好きです。また、個人的にはメタルという範疇を超え、音楽家として、あらゆる音楽から興味深い要素を見つけています。それに、たとえ我々の受けた影響を表面上に明らかにすることが問題ないとしても、ASTRONOMIKONはコピー・バンドになるつもりはありません。我々の音楽はロックやメタルの影響とクラシカルな音楽を混合させた物ですし、我々の国であるキプロスのある地中海的な、さらにはその他のエキゾチックな要素もありますから、ユニークで差別化が図れているのです。ちなみに、山根一央氏が手掛けた『双截龍(ダブルドラゴン)』というTVゲームの音楽にも影響を受けていますよ。

ARR:今後のASTRONOMIKONの予定はどうなっていますか。また、ARRAYAN PATHの現状についても教えて下さい。

PL:もう間もなく次のアルバム制作が始まります。今後のアルバム制作にも十分な程、すでに多くの曲を書いていますから。つまり、今後の計画としては、1、2年ごとに良い音楽をみんなに届けるということですね。あと、ARRAYAN PATHに関してですが、すでに新作のレコーディングは終了していて、ミックスの終了を待っている段階です。
Thank you for this interview, and we also want to thank all the metalheads in Japan for the support. We’ve got mails from people there, who want to thank us for our music.
If anyone wants to learn more or to purchase our debut album and merchandise, please visit our official webpages:
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