MARTIN VENGADESAN & THE STALEMATE FACTOR "The Bishop's Sacrifice" サイン入り
MARTIN VENGADESAN & THE STALEMATE FACTOR "The Bishop's Sacrifice" サイン入り
販売価格: 1,600円(税込)
商品詳細
当時、マレーシアでは稀有な存在であった古典主義的プログレッシヴ・ロックを演奏するバンドとして2002年にミニ・アルバムを1枚残したSAMARKAND。その中心人物のMartin VengadesanがTHE STALEMATE FACTORというバンドを率いて再びのクラシック・ロック枠（プログレッシヴ・ロック、フォーク・ロック、サイケデリック・ロックなどを含む）で音楽シーンへと挑む。
ニュースの編集、音楽関連のコラムをはじめ、ディストピア小説、事件や音楽関連の本を出版するなど、ジャーナリストや作家業をこなしながらバンド活動も続けてきたMartin。彼は長年書き溜めていたという楽曲群をスタイル別に整理し、アルバムごとに核となるメンバーと多くのゲスト・ミュージシャンを迎えて60年代後半から70年代のクラシック・ロックの魅力を凝縮したアルバムを発表していく。
だからといって過去の偉大なバンドたちへのオマージュ的楽曲ににとどまることはなく、英国のロックの王道に触発されながらも独自の調合を施して創り上げようとしている。しかもそれは、多感な時期に世界中の文化を体験した後、祖国である多民族国家マレーシアに住むMartinが培った感性と、あらゆる民族のミュージシャンを起用しながら色彩豊かに展開していくもの。また、そこに載せられる歌詞は、ジャーナリストならではの教養と彼ならではの見地から書かれ、個人的な感情から、文学や文化を背景にしたもの、さらには臆することなく政治的に明確な声明をも伝えている。これこそがMARTIN VENGADESAN & THE STALEMATE FACTORなのである。
前作から1年も経たずに発表されたこの2ndアルバム『The Bishop's Sacrifice』では、The Star紙の記者として共に働いていたAndrew Sagayam（ドラム）のほか、ハードロック／ヘヴィメタルから影響されたJoshua Rayan（ギター）を迎え、ヴォーカル、キーボード、アコースティック・ギター、ベースをMartin Vegadesanが担当。さらに追加メンバーとしてSAMARKANDで一緒だったN Rama Lohanも参加して、政治、宗教といったテーマを扱いながらキーボードを活かしたハードロック色の強い作品となっている。
政治的テーマとしてわかりやすいのは、かつてチリの大統領を務めたマルクス主義者のサルバドール・アジェンデを題材にしたバラード曲かもしれない。「1973年にCIAが支援したクーデターによるアジェンデの死は、とてつもない不正義だったと私は感じている。彼は投票箱を通じてより良い世界を築こうとしていたのに、彼らは彼を滅ぼした。しかし、彼の夢は違った。チリ社会党が再び大統領になった2006年に、私はこの曲を書いたんだ」とMartinの政治的信条が垣間見れる。
アルバムを締めくくる「The Battle of Emerald Skye」は、前作に収録されていた「Across The Moors」から続くヴィクトリア朝を舞台にした反戦おとぎ話三部作の2作目。アコースティック・ギターで静かに始まり、途中に3分にも及ぶシタールのソロを挟んで後半はエネルギッシュに展開する約23分にもおよぶ大曲となっている。そして「この曲だけでも、IRON MAIDEN、PINK FLOYD、LED ZEPPELINからインスピレーションを受けたセクションがあるんだ」とMartinはそのアイデアの源泉を嬉々として詳らかにする。まさにクラシック・ロック／プログレッシヴ・ロックをこよなく愛するミュージシャンならではだ。
2ndアルバム。
2018年発表。
01.Hazard a Guess 4:20
02.Thirty Pieces of Silver 4:55
03.Call to Arms 2:55
04.Heir to the Throne 3:31
05.The Peasant's Revolt 3:02
06.The Revolution Will Devour Its Children 3:59
07.The Final Hours of Salvador Allende 4:40
08.Stained Glass 5:23
09.The Battle of Emerald Skye 22:50
サンプル音源は「The Battle of Emerald Skye」
ニュースの編集、音楽関連のコラムをはじめ、ディストピア小説、事件や音楽関連の本を出版するなど、ジャーナリストや作家業をこなしながらバンド活動も続けてきたMartin。彼は長年書き溜めていたという楽曲群をスタイル別に整理し、アルバムごとに核となるメンバーと多くのゲスト・ミュージシャンを迎えて60年代後半から70年代のクラシック・ロックの魅力を凝縮したアルバムを発表していく。
だからといって過去の偉大なバンドたちへのオマージュ的楽曲ににとどまることはなく、英国のロックの王道に触発されながらも独自の調合を施して創り上げようとしている。しかもそれは、多感な時期に世界中の文化を体験した後、祖国である多民族国家マレーシアに住むMartinが培った感性と、あらゆる民族のミュージシャンを起用しながら色彩豊かに展開していくもの。また、そこに載せられる歌詞は、ジャーナリストならではの教養と彼ならではの見地から書かれ、個人的な感情から、文学や文化を背景にしたもの、さらには臆することなく政治的に明確な声明をも伝えている。これこそがMARTIN VENGADESAN & THE STALEMATE FACTORなのである。
前作から1年も経たずに発表されたこの2ndアルバム『The Bishop's Sacrifice』では、The Star紙の記者として共に働いていたAndrew Sagayam（ドラム）のほか、ハードロック／ヘヴィメタルから影響されたJoshua Rayan（ギター）を迎え、ヴォーカル、キーボード、アコースティック・ギター、ベースをMartin Vegadesanが担当。さらに追加メンバーとしてSAMARKANDで一緒だったN Rama Lohanも参加して、政治、宗教といったテーマを扱いながらキーボードを活かしたハードロック色の強い作品となっている。
政治的テーマとしてわかりやすいのは、かつてチリの大統領を務めたマルクス主義者のサルバドール・アジェンデを題材にしたバラード曲かもしれない。「1973年にCIAが支援したクーデターによるアジェンデの死は、とてつもない不正義だったと私は感じている。彼は投票箱を通じてより良い世界を築こうとしていたのに、彼らは彼を滅ぼした。しかし、彼の夢は違った。チリ社会党が再び大統領になった2006年に、私はこの曲を書いたんだ」とMartinの政治的信条が垣間見れる。
アルバムを締めくくる「The Battle of Emerald Skye」は、前作に収録されていた「Across The Moors」から続くヴィクトリア朝を舞台にした反戦おとぎ話三部作の2作目。アコースティック・ギターで静かに始まり、途中に3分にも及ぶシタールのソロを挟んで後半はエネルギッシュに展開する約23分にもおよぶ大曲となっている。そして「この曲だけでも、IRON MAIDEN、PINK FLOYD、LED ZEPPELINからインスピレーションを受けたセクションがあるんだ」とMartinはそのアイデアの源泉を嬉々として詳らかにする。まさにクラシック・ロック／プログレッシヴ・ロックをこよなく愛するミュージシャンならではだ。
2ndアルバム。
2018年発表。
01.Hazard a Guess 4:20
02.Thirty Pieces of Silver 4:55
03.Call to Arms 2:55
04.Heir to the Throne 3:31
05.The Peasant's Revolt 3:02
06.The Revolution Will Devour Its Children 3:59
07.The Final Hours of Salvador Allende 4:40
08.Stained Glass 5:23
09.The Battle of Emerald Skye 22:50
サンプル音源は「The Battle of Emerald Skye」
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